兵庫県警は、西宮市に住む60代の女性が、SNSで知り合った投資アナリストを名乗る人物などに嘘の投資話を持ち掛けられ、約1億円を騙し取られたと発表しました。
警察によりますと、2024年3月ごろに、62歳の女性はインスタグラムで投資に関する広告をクッリクし、実在する投資アナリストを名乗る人物のLINEに誘導されました。
その後、「一部の人だけが購入できる投資ファンドの商品がある」などと投資話を持ちかけられ、女性は2024年6月までに20回にわたり約1億円を指定された口座に振り込んだということです。
女性が、振り込んだ額を引き出そうとしたところ、「引き出すには税金がかかる」などと言われたことから不審に思い、周りに相談して被害が発覚しました。
また、神戸市西区に住む無職の女性(76歳)も6月下旬、フェイスブックで知り合った人物から投資話を持ちかけられ、7月中旬から指定された口座に4回にわたり約2500万円を振り込み、家族に相談して被害に気づいたと言うことです。
ケース2
こちらは沖縄県の事例ですが、被害金額が高額なので、ご紹介します。
沖縄県の本島南部に住む自営業の50代の男性が、約1億9500万円の被害に遭いました。
警察によりますと、SNSで知り合った投資コンサルタントのアシスタントを名乗る男に投資話を持ちかけられ、2024年2月からおよそ1か月の間に19回にわたって指定された口座に振り込んだということです。
被害にあった男性は、利益が出ていると誤認させられる画像が送られてきたことで話を信用してしまし、お金を引き出そうとしたところ連絡が取れなくなり、警察に相談し発覚しました。
今回のように、最近の手口はほとんどがSNSでの広告やメールで知り合った人物からの詐欺被害です。
高齢者なので、ネットの疎いと言う先入観は間違いです。
今の時代、高齢者もほとんどの方がスマートフォンを利用していますので、詐欺グループは簡単に接触をすることが容易になりました。
ですので、詐欺被害に出くわす機会が以前に比べ、圧倒的に増えています。
当事務所のブログ、ホームページでもお伝えしていますように、当たり前に資産の継承をすることができる時代ではないことを、今一度、子供世代の皆様には認識して頂きたいのです。
何も、対策をしていないと、詐欺被害に遭う確率は、対策をしている家庭とでは雲泥の差となって生じてきます。
ご両親の資産を確実に継承するためにも、ぜひ、何らかの対策を検討してください。
騙されてからでは、遅いのです。
騙されたお金は、詐欺グループが検挙されない限りは取り戻すのは、ほぼ不可能です。
また、検挙されても、詐欺グループの資産やお金を警察が確保した場合のみになります。
当然に、詐欺グループがすで消費し、お金がない場合もあります。
豊かで、金銭に困らない生活をしていくには、もはや、対策なしに不可能な世の中だと考えて下さい。
2024年07月30日 12:05