特殊詐欺・ロマンス詐欺・投資詐欺の被害金を取り返すとうたい弁護士が逮捕
大阪地検特捜部は2024年5月29日にロマンス詐欺の被害金額回収をうたい、広告会社に弁護士名義を貸し法律事務をさせたとして弁護士法違反容疑でG&C債権回収法律事務所代表の弁護士の男を逮捕しました。被害者1800人超から着手金9億以上を受領しています。
2023年12月には、東京都のRMC法律事務所の弁護士の男が逮捕されています。
捜査関係者への取材では、インターネット広告でロマンス詐欺に関する「緊急相談窓口」を開設し被害金回収に成功したと宣伝していたが、実際には回収実績はゼロで着手金を集めていたとされています。
また、「だまされたお金を取り戻せる」などと広告を出している弁護士に、着手金を払ったのに対応してもらえない。
詐欺の2次被害ともいわれる事例が全国各地で相次いでいて、東京都内では消費者窓口への相談件数がこの3年で3倍以上に急増しています。
個人的な私見ですが、犯罪者(詐欺師集団)に一度、振り込み騙されたお金は、警察などの捜査機関が逮捕し、銀行口座にお金が残っていれば返還される可能性がありますが、一個人の弁護士が法律等を駆使しても犯罪者(詐欺師集団)がまともに取り合うとは思わないのですが。
そもそも、犯罪をしていると自覚している確信犯が行っている集団に交渉などが出来るでしょうか?相手にされないのがほとんどです。
また、詐欺集団は海外に拠点をおき活動している場合が多いですので、日本の警察、司法がなかなか及びにくい環境があります。
その詐欺師集団から金銭を取り戻すには、日本国の国家(警察)の仕事です。
皆様も、2次被害に遭いますと、さらに金銭に困窮する事態にもなりかねません。
十分に、お気を付けください。