ホストクラブ・メンズカフェの高額料金を支払う若い女性を狙う事例パート3
先日、当事務所の所在する兵庫県神戸市の繁華街でホストクラブの警察による立ち入り調査がありました。立ち入り検査の結果、5店舗で料金が明示されていない、合わせて6件の違反が確認されたとのことです。
昨今、国会などでも取り上げている、若い女性に多額の売掛金(いわゆるツケ払いのこと)をかし、支払いに困窮すると風俗産業などに従事させ、給料などを回収するなど悪質的なホストクラブの摘発やホストなどが逮捕されています。
警察庁も全国の警察に指示をだし、厳しく取り締まるようにと通達が発せられていますが、まだまだ、悪質なホストクラブは後を絶ちません。
ホストクラブと、男性が夜のお店に行く、スナック、ラウンジ、ガールズバーなどの決定的な違いは、主導権が前者はホストクラブ側に後者はお店を訪れるお客さんにある点があります。
男性の場合ですと、予算内でお店で楽しみ会計をします。
ホストクラブの営業手法は、若いお客さんに対して、予算や収入以上のお金を使わせ、また使うように煽り、ホスト自身の売上や収入を向上させるために悪質な行動をしているのが社会的に避難を浴びている根拠となっています。
また、若い女性の人生を破滅させるよう営業や恋愛感情を利用して、多額の借金をさせたりして風俗産業などに誘い込むような手法を用いています。
個人的には、ホストクラブと言う産業自体が社会が認める正常でまっとな事業かと疑問に思いますが。
新社会人の女性、新大学生、親元離れ独り立ちした女性などは、社会経験未熟であり、知識や無知な事もたくさんあり、ホストクラブなどのターゲットになりやすい環境がございます。
また、路上でのナンパ・勧誘やマッチングアプリなどを利用し身分を隠して近づき、お店に勧誘するなど悪質性が増しています。
人生の新たな一歩を踏み出した若者が、躓かないように、ご両親の手厚い支援をお子さんに(娘さん)注いで頂きますよ、お願い申し上げます。
2024年05月17日 15:22