アーセル法務事務所|兵庫県神戸市の行政書士

兵庫県神戸市の行政書士事務所。死後事務と高齢者・若者向け見守り事業に特化した事務所

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還付金詐欺の手口の勘違いについて

皆様、特殊詐欺の被害で特に多い、還付金詐欺について、どの様な手口を想像されますか?
医療費や税金等の還付金を受け取るために、手数料が要りますので先に、その手数料を振り込んで下さいと言う手口で金銭を振り込ますと思っている方も多いのではと推測します。
実際は、まず、電話で「お客様には医療費や税金の還付金がありますので、還付金の受け取る手続きをしますので、銀行のATMに出向いてください」
と、銀行やコンビニのATMに向かわせることを主眼にを置いています。
電話を受け取った高齢者は、脳に還付金が受け取れるとインプットされてしまいますので、ATMで、その手続きを申請する為の操作をしていると信じています。ご自身が詐欺師の指示でしている操作が、まさか、自身の口座から詐欺師の口座に振り込む手続きをしているとは、全く想像もしていない訳です。
こうして騙されて、お金を奪われてしまいます。
当然に、詐欺師の言葉巧みな話術が前提に有りますが、高齢者の方は親切な人だと前向きに受け取ってしまいます。

皆様、繰り返しになりますが、電話で行政機関が(市役所の福祉課 還付金課など)還付金を受け取る為に銀行やコンビニに出向いて下さいと言うことは、一切ありません。
電話での肩書を名乗られた、まず、相手の名前、所属する部署や課 電話番号 会社名など聴き取り、警察に連絡しましょう。
繰り返しになりますが、銀行 コンビニのATMで還付金を受け取る事は出来ません。
それは、全て、詐欺です。



 
2024年02月20日 09:55

兵庫県の特殊詐欺の被害額について

先日、公表されました。
事件認知件数 1224件(前年比 150件増加) 被害額 19億9千万円 でした。
過去最高額だった 2013年の被害額 20億1千万円に迫る被害額です。
内訳は、架空料金請求が 511件と4割を占めました。(兵庫県のデータです)
神戸新聞の2月8日の記事をご紹介します。
神戸市中央区の女性看護師(26歳)が、中国大使館の職員を名乗る男に現金約1400万円を騙し取られました。
記事によりますと、1年前に自身のスマートフォンに電話があり、中国の警察が、あなたを偽の薬や医薬品を売っている罪で逮捕する、言いう、全くのデタラメ情報を告知し、捕まりたくなければお金を送るように、言う内容です。
女性は信じてしまい、お金を振り込んでしまいました。一度、振り込むと何度も電話があり、様々な言いがかり付けて、金銭を振り込むように要求し数回に分けて、約1400万円 振り込んだ後、連絡が来なくなったことから騙されたことに気づき、警察に届け出たとのことです。
この記事だけを読みますと、「そんな事ある」と、皆様は思われますが、これが現実です。
比較的年齢の若い看護師と言う職業の方でも、このように騙されてしまいます。
高齢者に限らず、どんな人でも、慎重に対処しなければ騙されても不思議では有りません。(私たち、法を学んだ人とて同じです)
推測ですが、この女性看護師の方は、コロナ禍の中、まだ、コロナの全容が不明で恐怖心がある時期に最前線で命をかけて働いた報酬のお金を騙し取られたと、個人的には思います。
被害者の皆様は、人生を堅実に生き何年もかけ蓄えた、大事な大事な「お金」を一瞬で失う事態に長年、なっている状況が続いてます。
何度も、繰り返しお伝えしますが、騙されない準備をして下さい。絶対に、お金を振り込んだり、電子マネーを購入したりしないで下さい。
電話で、お金を要求してくるのは、全て、詐欺です。
もう一度言います、電話でお金を要求してくるのは、全て、詐欺です。
肩書は関係ありません。(警察官 公務員 銀行員 政府機関の職員 何々団体の職員)
電話やメール等で、もし、金銭を要求された場合は、最初にすることは、お金を振り込むことではなく、警察に連絡してください。


 
2024年02月16日 14:13

2023年 特殊詐欺の被害額が公表されました。

先日、警察庁から 2023年度の特殊詐欺の被害データが公表されました。
事件認知件数が 1万9033件(前年より8.3%増加) 被害金額 441億2千万(前年より70億4千万円の増加)
事件認知件数は3年連続の増加 被害額が2年連続の増加となっています。
統計のある2004年以降、事件認知件数、被害額ともに過去4番目の多さでした。
大都市圏の7都府県で67.3%を占めました。(関西圏では。大阪府、兵庫県が入ります)
詐欺内容の特徴は、現金化しやすい特定の電子マネーの詐欺やパソコンのウイルス除去名目のサポート詐欺が目立ちました。
被害者から連絡させる手口で犯人にとって楽なサポート詐欺が増加しています。
被害金の受け取り方法で、件数、被害額ともに増加率が最も高くなったのが電子マネー型(前年比136%増の3343件 額で21億3千万円)でした。
皆様、この数字は一過性のものではなく、何年も継続されている被害です。何十万人と被害者がいる現実です。
高齢者で被害に遭われると、心も身体も計り知れないダメージを受けます。
人によっては死期が早まってしまいます。
特殊詐欺は、年々、複雑化、巧妙化しています。
皆様、何度もお伝えしているように被害に遭わない準備をして下さい。
準備や対策をとることで、かなりのケースで防げる場合がございます。
当事務所の見守り契約も、ぜひ、考慮されては、いかがでしょうか?
 
2024年02月09日 11:16

空き家の固定資産税の増税についてパート2

統計上のデータを、ご紹介します。
2022年 死者数 153万人 出生数 79万人
2023年は推定値になりますが、死者数は160万人を超える見込み 出生数は76万人近くと推定されています。
2025年には、団塊の世代と言われている世代が、後期高齢者(75歳以上)に突入します。
(団塊の世代とは人口が一番多い世代で1947~1949年に生まれた方で出生数が200万人に超えていた時代です)
今後、死亡者数は確実に増加していきます。
人が亡くなると、当然に住んでいた自宅が空き家、中古物件として市場に供給されるます。
2015年のデータですが、45歳から54歳までの生涯未婚率 男性 23.3% 女性 14.1%です。この数字は年々増加しています。
当然に、これからも新築物件は供給されていきます。
この数字を見て、お解かりになられると思います。
不動産を購入する人口が減少していくのに対して、中古物件は確実に増加していきます。
相続で不動産を受け継ぎ、金銭に換金するのが、益々、簡単ではなくなります。
東京23区や大都市などの物件は、値上がり期待や高値、または、それなりの価格で取引できますが、現実は極一部の物件で大多数は買い手を探すのに苦労する物件がほとんどです。
皆様におかれましては、空き家、相続で受け継いだ不動産など、真剣に考えるキッカケにして頂ければ幸いです。

 
2024年02月06日 12:50

空き家の固定資産税の増税について

2023年12月より、空き家法が改正されました。
以前は、住宅の敷地は住宅用地特例法により、土地の固定資産税が軽減されていました。
しかし、適切に管理されてない空き家として市町村から勧告された場合には、特例が認められず、土地の固定資産税が3.5倍程度に増える事になりました。
空き家は全国的に増加傾向にあり、相続等で家族や親族から引きついたままの状態になってしまっている物件が多数、存在しています。
誰も、使用しない空き家は、「いつか」使用する事があるかもしれない、親が過ごし子供の頃の想い出が詰まっている等の理由で放置される事があります。
しかし、現実は一度、使用しなくなった物件はほとんどの場合、二度と使用されません。
タンスの肥やしになる衣類と同じです。衣類も早期に処分すれば、リサイクル店などで高値が付いたり、買取をしてくれますが、時間と経過ともに価値は無くなり、もしかしたら処分費用が発生する事態に陥るかもしれません。
空き家も同じ理屈が当てはまります。
空き家の処分や活用は行政が様々な対策や解体費用の補助金などを用意しています。
遠方に住んでいて、兵庫県に空き家をお持ちの皆様、お手伝い出来ることがあれば、ご相談下さい。
 
2024年01月26日 18:43

大阪府の特殊詐欺被害について

先日、公表されました。
2023年 1月から11月までの、大阪府の特殊詐欺詐欺の被害です。
件数 2464件 被害額 約33億円です。
この数字を、どう感じるか何ですが?皆様は多いと思われましか?少ない方だと思われましたか?
大阪府民は、以前は騙される人は少ないと言われていました。また、大阪府民の特徴を題材に啓発活動のCMも作製せれていました。
特殊詐欺の手口は、年々、巧妙かつ複雑化しています。
人口知能AIやチャットGPT等の技術の進化で、益々、見抜くのが難しくなっています。
高齢者に限らず、どんな方でも騙されても不思議では有りません。
皆様におかれましては、くれぐれも安易に電話のみの内容には信用なさらずに、不審に感じた場合は、必ず、裏付けを取る作業を心がけて下さいますように。

 
2024年01月16日 13:34

新年、明けましておめでとうございます

新年、明けましておめてとうございます。
旧年は、皆様にお世話になりました、本年も、どうぞよろしくお願い致します。
新年、早々に悲しい出来事が起こり、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
新成人の皆様、おめでとうございます。
すべての皆様が、本年も、穏やかで、心和む、日々が訪れますように。
 
2024年01月09日 09:19

若者に、大麻、大麻成分を含んだリキッド(CBD)が蔓延

日本大学アメフト部の大麻、薬物問題で世間を騒がしていますが、ここ数年で若者の大麻問題が深刻化しています。
SNS等で、大麻は安全、合法などの誤情報が拡散されています。
また、現在は、SNS等で簡単に、薬物を入手できる環境があります。
大麻は、ゲートウエイドラックと呼ばれ、危険薬物の入り口になります。
大麻成分を含んだ、CBDリキッドは電子タバコのように、蒸気を吸うモノです。
親御さんの、皆様には、ご自身の子供さんの変化を見逃さないように、ご注意を
2023年12月22日 13:33

入居金詐欺に、ご注意を

最近、流行している
特殊詐欺の手口です。
老人ホームや施設の入居権利が当選しましたと、電話をかけてきます。
ご本人は、まだ、必要ないと断りをしますと、他に、入居権を欲しいと言う人がいるので、名義を貸してほしいと言ってきます。
後日、また。電話をかけてきて、名義貸しは犯罪ですと脅し、この件を、取り消す為には、費用が必要と、金銭を要求してきます。
このような手口です。
決して、銀行等に誘導されても、行かないように、皆さん、気を付けて下さい。
2023年12月19日 10:45

アーセル法務事務所

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