住友生命保険の元営業職員がウソの投資話で顧客から金銭を騙し取る
住友生命保険会社は3月17日、山形県内の支部に勤めていた職員が「高金利の預金枠がある」などと嘘の投資話を言い、顧客10人から約1300万円をだまし取っていたと発表しました。住友生命によりますと、山形支店新庄支部で営業職員として働いていた50代の女性職員が2015年から2024年8月にかけて「職員用の高金利の預金枠がある」などと嘘を言い、顧客10人から約1300万円を騙し取っていたという。
昨年8月に、不審に思った顧客の1人が別の職員に問い合わせて発覚しました。
被害額のうち、約930万円が返済済みで、住友生命は全額を弁済するとしています。
追記
この職員は、謝礼を渡すからと顧客28人に消費者金融のカードを作らせたり、銀行のカードローンを申し込ませたりもしていて、不正に引き出された金額は約2800万円に上ることが判明していて、作らせたカードが50枚以上になることが確認されています。
中には、1人で4枚のカード作らせられた方もいました。
こちらの被害は、住友生命は保証はしてくれないと個人的には思います。
保険会社の業務ではないからです。
そして、借入金は被害者の個人の名義でされています。
返済を怠りますと、名義人の信用情報が傷つきますし、今後、借り入れやローンなどが組めなくなります。
何度も言いますが、保険会社の営業職員・銀行員・証券会社の営業社員による、この手の詐欺事案ははるか以前から永遠に存在します。
今回の事例も、「特別な金利が付く預金枠がある」でしたが、毎回、似たような手口で営業トークが展開されています。
私は優秀だから特別な商品が紹介できる・特別な権限がある・特別な顧客だけの商品がある・特別な顧客だけに優遇される金利や配当がある、などです。
このような商品は存在しませんし、全て作り話であり、営業できる商品は公にされているラインナップだけです。
「特別」「秘密」「口外できない」などが話の中に出てきましたら、それは全て・全て詐欺、詐欺です。
このような話を営業職員から聞かされて場合は、すぐに、ご自身でその営業社員が属する組織に問い合わせしましょう。
皆様、くれぐれも信用などせずに取引しないように、お気をつけくださりますように。
2025年04月22日 13:24