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2025年4月の記事:ブログ

住友生命保険の元営業職員がウソの投資話で顧客から金銭を騙し取る

住友生命保険会社は3月17日、山形県内の支部に勤めていた職員が「高金利の預金枠がある」などと嘘の投資話を言い、顧客10人から約1300万円をだまし取っていたと発表しました。
住友生命によりますと、山形支店新庄支部で営業職員として働いていた50代の女性職員が2015年から2024年8月にかけて「職員用の高金利の預金枠がある」などと嘘を言い、顧客10人から約1300万円を騙し取っていたという。
昨年8月に、不審に思った顧客の1人が別の職員に問い合わせて発覚しました。
被害額のうち、約930万円が返済済みで、住友生命は全額を弁済するとしています。

追記
この職員は、謝礼を渡すからと顧客28人に消費者金融のカードを作らせたり、銀行のカードローンを申し込ませたりもしていて、不正に引き出された金額は約2800万円に上ることが判明していて、作らせたカードが50枚以上になることが確認されています。
中には、1人で4枚のカード作らせられた方もいました。
こちらの被害は、住友生命は保証はしてくれないと個人的には思います。
保険会社の業務ではないからです。
そして、借入金は被害者の個人の名義でされています。
返済を怠りますと、名義人の信用情報が傷つきますし、今後、借り入れやローンなどが組めなくなります。

 
何度も言いますが、保険会社の営業職員・銀行員・証券会社の営業社員による、この手の詐欺事案ははるか以前から永遠に存在します。
今回の事例も、「特別な金利が付く預金枠がある」でしたが、毎回、似たような手口で営業トークが展開されています。
私は優秀だから特別な商品が紹介できる・特別な権限がある・特別な顧客だけの商品がある・特別な顧客だけに優遇される金利や配当がある、などです。
このような商品は存在しませんし、全て作り話であり、営業できる商品は公にされているラインナップだけです。
「特別」「秘密」「口外できない」などが話の中に出てきましたら、それは全て・全て詐欺、詐欺です。
このような話を営業職員から聞かされて場合は、すぐに、ご自身でその営業社員が属する組織に問い合わせしましょう。
皆様、くれぐれも信用などせずに取引しないように、お気をつけくださりますように。

 
2025年04月22日 13:24

投資詐欺で得た資金をマネーロンダリング、約33億円を逮捕しました。

福岡・佐賀の両県警は4月18日、中国籍で雑貨販売・輸出入会社「川阪」代表取締役の男(36歳)と妻(36歳)の両容疑者を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕しました。
同社に入金された詐欺被害金は約33億円に上ると言う。
両県警によりますと、川阪は2014年5月設立で、輸出入業などで稼働実績があり川阪名義の複数の口座に2020年11月から2023年9月に投資詐欺や還付金詐欺などに遭った全国都道府県の被害者約450人が入金するなどした計1200の借名口座から、約33億円が送金されていた。
その際、川阪の取引先で中国拠点の2社を送金業者に使い、正当な取引のように見せかけていました。
このうち、逮捕容疑は2023年6月19日から28日、外国為替証拠金取引(FX)の投資名目で騙し取った計2855万円を、正当な取引を装って合同会社の口座から川阪名義の2口座に送金させ、犯罪収益を取得したとしている。
両県警は、詐欺被害金が入金された合同会社などの口座を氏名不詳者らの詐欺グループやカンボジア拠点の詐欺グループに譲渡したとして、別の中国人2人を犯罪収益移転防止法違反などで今年3月までに逮捕していた。
資金洗浄した33億円の大部分が海外に流れた可能性もあるとみて、捜査を進めています。

もし警察が、この容疑者の資金を確保していた場合は、被害に遭われて方(被害者)心当たりがある方は騙し取られたお金を取り戻すことが出来るかも?しれません。
法務省が運営する、被害回復給付金支給制度がございます。
詳細は、法務省もしくは検察庁のホームページを検索してください。
2025年04月22日 12:25

女子大学院生(24歳)が特殊詐欺で5000万円を騙し取られる

滋賀県警は、4月11日、滋賀県草津市の女子大学院生(24歳)が出入国管理局職員をかたる男らから現金5000万円を騙し取られたと発表しました。
警察によると、昨年12月16日、女性の携帯電話に出入国管理局の職員をかたる男から電話があり、中国語で「あなた名義の携帯電話が投資詐欺の電話に使用されている」などと言われ、外国の警察官を名乗る男らとのやり取りで「銀行口座のお金が合法なモノか確認する」と指示された。
女性は、12月24日から1月9日にわたり、指定された国内外の口座に入金したという。

この記事で、驚くのは24歳という年齢・若者が5000万円という高額な金銭を所持していたという事です。
詳細な事は、わからないのですが5000万円という金額があまりにも高額であることです。
24歳という年齢は社会経験や人生経験が乏しいので、職業に関係なく、どんな方でも騙されてしまいがちになりますが、複数回にわたり口座に送金しているので途中で誰かに相談して欲しかった、という無念さが込み上げてきます。
誰かに話してさえ、いればこんな高額な金額を騙されずに済んだはずです。
残念です。

昨今は、警察官などをかたり電話に出た相手を犯罪に加担しているように思わせ、また犯罪者に仕立て上げる手口が横行しています。
警察官・検事・裁判官や裁判所などが電話やSNSなどで、捜査機密・情報を本人確認もせずに話すことは、一切ございません。
詐欺グループは、個人情報を金銭や脅したりしてかき集めた名簿を利用して電話をかけている場合がありますが、このような電話やメールが届いた場合は、まず最初にすることは「ご自身の名前をフルネームで、しかも漢字で確認することです」。
決して、ご自身から名乗ってはいけません。
これだけでも、かなりの確率で詐欺電話と判断できます。
また、このような電話がかかってきましたら、一旦、電話を強引に切りましょう。
そして、
#9110(警察相談ダイヤルになります)
こちらに、電話してください。
相談しましょう。

皆様、一旦、騙されて振り込んだ金銭は、詐欺グループが警察に検挙されない限り、取り返す・返還されることは絶対にありません。
ネットで、弁護士が騙されてた金銭を取りかえす、広告やホームページが存在しますが、一介の弁護士が確信犯の詐欺グループから騙された金銭を取り戻すことは、ほぼ不可能です。
弁護士には、捜査権や逮捕権はありません。
二次被害に、くれぐれも遭いませんように気を付けて下さい。

 
2025年04月15日 11:35

大手生命保険会社の社員による詐欺事案が後を絶ちません。

記憶にもある方も、いらしゃるとは思いますが2020年に第一生命保険会社の女性の保険営業社員による、19億円の詐欺事件が最近では巨額の金額を集めた事件として報道されましたが、その後、第一生命では営業社員の一斉調査実施しましたところ、新たに3人の営業社員による同種の事案が発覚しました。
過去を振り返ると、全国の郵便局員の詐欺まがいの保険販売は国会にも取り上げられ、日本郵政グループは一時、保険の販売を中止していた時期もありました。
このように、保険販売の営業社員による詐欺や不必要な保険の販売・その方には即さない保険の商品を販売する事例は後を絶ちません。
これらの被害者は、ほとんどが高齢者であるという事実もございます。
今回の事例は。高齢者含め30代の女性も被害者に遭われた保険営業社員による詐欺事件です。
外資系の生命保険会社メットライフ生命の長野支店の元営業社員の38歳の男が、架空の投資話をもちかけ被害総額1億円以上を騙し取った疑いで逮捕されました。
逮捕容疑は、長野県に住む顧客の30代の女性に「債権を購入したら配当が得られる」などと架空の投資話を持ち掛け、現金合わせて700万円を騙し取った容疑です。
手口は、「1口100万円からで月2%で運用できる未公開の社債がある。メットライフ生命の社員が勧める商品だから、何かあった際にも会社が保証するから安心」
このように語り、会社の商品と別の投資話を持ち掛け2020年ごろから、他の顧客にも投資話を持ち掛けていて、被害総額は1億円以上になる可能性があるということです。
警察も複数の余罪があるとみて調べを進めています。
最初にお伝えしたいのは、保険会社・銀行員・証券会社の営業マンなどに特別の商品・金融商品を元本保証や補填する特別な商品は存在しません。
これ自体が、違法に当たります。
騙す側のお決まり営業トークは、「あなたは特別だから」「社員向けの特別な商品がある」「私は特別人だから、優秀な人物だから、特別なルートで調達できる」などと言いますが、そもそも、そんな権限や力は存在しません。
この手の話が出てきた時点で詐欺なのです。
このような場合は、その営業マンの保険会社や企業に確認を必ず、取るようにしてください。
確認作業をとることで、簡単に事実確認ができまますし、ウソの話だとわかります。
保険会社や証券会社の営業社員による、この手の詐欺事件は報道されている事件はほんの一部で、はるか以前から永遠に沢山存在します。
会社内部で内々で処理していたりして、表に出てくるのはホンの一部です。
今回は、30代の女性が被害者でしたが、高齢者が被害者になるケースがほとんどです。
この手の詐欺事例は、私どものような信頼できる第三者が存在していれば、簡単に見つけることが出来ますし、契約前の時点・金銭を振り込む、渡す前に相談して頂ければ騙されることを防げます。
また、断るにしても、第三者からアプローチすれば角が立たずに処理できますし、ご本人様の言いにくい事をご本人様に代行して、私どもがお伝えすることも出来ます。
当事務所の、見守り契約を考えられては、いかがでしょうか?
大金を失うよりも、月1万円程度の費用で、防げる可能性があるかも、しれません。








 
2025年04月11日 10:57

老人ホームの職員による入居者様への窃盗が非常に増えています。

当事務所のある神戸市の介護付き有料老人ホーム「ほっと俱楽部」が運営する光栄メディカルを神戸市は3月28日付けで、3か月間の新規利用者の停止処分したと発表しました。
市監査指導部によりますと、元職員の60代の女性は在職中に入居者の健康相談や生活援助などを担当し、日常的に居室に出入りしていたという。
市は2024年1月、元職員が神戸西署に窃盗の疑いで逮捕され、事案を把握。
「入居者への経済虐待があった」と判断し、介護保険法に基づく監査に着手した。
市によると、元職員は施設に勤務していた2018年11月ごろから2024年1月にかけて、高齢者の入居者3人からキャッシュカードや通帳を盗み、預金口座から現金計638万円を引き出した。
市の調査では444万円の被害を受けた人もいたということです。

老人ホームの職員による窃盗事件は非常に多く発生し、職種を問わず、施設長・ケアマネジャー・担当の介護士などの窃盗事件が報告されています。
やはり、密室であり、入居者の財産に触れる機会が多く、また親族などの監視が行き届かないなど、理由は沢山あるのですが個人的には人間の弱さにあると思います。
監視が行き届かない中では、つい魔が差してしまいます。
これらは、日ごろからの入居者の財産に触れる際には、見られている・と言う監視の緊張感が効果として如実に発揮します。
遠方に住んでいる親族などで、施設に任せきりにしている状態や面会などでチェック機能が低下していることが原因に挙げられます。
当事務所では、親族に代わり入居者様の面会や財産状況をチェックすることも可能な見守り契約を提案しています。
一度、検討してみては、いかがでしょうか?
万が一、職員の窃盗事件が発生した場合は、施設側弁済・保障してくれる場合もありますが、個人の犯罪として金銭の返済・保障をしてくれない施設もございます。
また、金銭的に余裕のない施設などもございますので、一度、財産を搾取されますと戻ってこない事もありますので、対策・未然に防ぐ準備は大切です。



 
2025年04月08日 10:35

2024年度、闇バイトの摘発を警察庁公表

2024年度、闇バイトの詳細
摘発人数  3925人(SNSを通じて応募した)
内訳
犯罪収益移転防止法違反(主に、銀行口座の譲渡) 2114人
詐欺罪     1032人
窃盗罪     311人 
組織犯罪処罰法違反   157人
薬物事犯        127人 
強盗罪         64人
入管法違反       19人     

新たに新生活を始める、お子さんもつ親御様には、くれぐれお子様と意思確認をお願いします。
話すだけでも、効果があります。



 
2025年04月04日 12:50

新社会人の皆様、高額な契約には慎重に。

新社会人の皆様、おめでとうございます。
新たなる人生の旅立ちのスタート、お祝い申し上げます。
この時期になりますと、新社会人を狙った悪質な営業活動をおこなう業者が増えてきます。
学生と違い、定期収入が確実に入り高額なローンなどの審査が取りやすくなり、まだ社会知識や経験が乏しい新社会人は格好のターゲットにされますので、注意が必要です。
特に、投資用不動産などは要注意です。
不動産を購入する際に、当然ながらローンを組みますが住宅金融支援機構のフッラト35は投資のためには利用できません。
ご本人またその親族が住むことが条件になっており、投資用の不動産購入の為には利用できことになっています。
住宅購入に充てることを条件として契約するため、異なる使途への流用も契約違反となります。
悪質な場合は、刑事事件として詐欺罪が成立する場合もございます。
虚偽の説明をして、フラット35を利用した場合に後日、発覚しますと一括返済を住宅金融支援機構から請求されます。
脱毛サロンや美容エステなどの高額な契約を結ばせるための営業活動なども、要注意です。
昨今、脱毛サロンの倒産は増えています。
2024年の脱毛サロンの倒産件数は、16件で3年連続で最多を更新しています。
今年3月には、大手のミュゼプラチナムが一時休業を公表していますが、倒産危機が叫ばれています。

新社会人の皆様、安易に高額な契約を結ばないように、また契約する前には必ず、事前に調べる癖を身につけましょう。
 
2025年04月04日 11:27

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