女子大学院生(24歳)が特殊詐欺で5000万円を騙し取られる
滋賀県警は、4月11日、滋賀県草津市の女子大学院生(24歳)が出入国管理局職員をかたる男らから現金5000万円を騙し取られたと発表しました。警察によると、昨年12月16日、女性の携帯電話に出入国管理局の職員をかたる男から電話があり、中国語で「あなた名義の携帯電話が投資詐欺の電話に使用されている」などと言われ、外国の警察官を名乗る男らとのやり取りで「銀行口座のお金が合法なモノか確認する」と指示された。
女性は、12月24日から1月9日にわたり、指定された国内外の口座に入金したという。
この記事で、驚くのは24歳という年齢・若者が5000万円という高額な金銭を所持していたという事です。
詳細な事は、わからないのですが5000万円という金額があまりにも高額であることです。
24歳という年齢は社会経験や人生経験が乏しいので、職業に関係なく、どんな方でも騙されてしまいがちになりますが、複数回にわたり口座に送金しているので途中で誰かに相談して欲しかった、という無念さが込み上げてきます。
誰かに話してさえ、いればこんな高額な金額を騙されずに済んだはずです。
残念です。
昨今は、警察官などをかたり電話に出た相手を犯罪に加担しているように思わせ、また犯罪者に仕立て上げる手口が横行しています。
警察官・検事・裁判官や裁判所などが電話やSNSなどで、捜査機密・情報を本人確認もせずに話すことは、一切ございません。
詐欺グループは、個人情報を金銭や脅したりしてかき集めた名簿を利用して電話をかけている場合がありますが、このような電話やメールが届いた場合は、まず最初にすることは「ご自身の名前をフルネームで、しかも漢字で確認することです」。
決して、ご自身から名乗ってはいけません。
これだけでも、かなりの確率で詐欺電話と判断できます。
また、このような電話がかかってきましたら、一旦、電話を強引に切りましょう。
そして、
#9110(警察相談ダイヤルになります)
こちらに、電話してください。
相談しましょう。
皆様、一旦、騙されて振り込んだ金銭は、詐欺グループが警察に検挙されない限り、取り返す・返還されることは絶対にありません。
ネットで、弁護士が騙されてた金銭を取りかえす、広告やホームページが存在しますが、一介の弁護士が確信犯の詐欺グループから騙された金銭を取り戻すことは、ほぼ不可能です。
弁護士には、捜査権や逮捕権はありません。
二次被害に、くれぐれも遭いませんように気を付けて下さい。
2025年04月15日 11:35