アフィリエイトで違法コンサル契約で逮捕、12億円集める
「アフィリエイト」と呼ばれるネット広告ビジネスに関するコンサルティング契約を結ぶ際、必要事項が記載されない書面を客と交わしたとして、大阪府警は大阪市のweb企画会社「grow」の代表の男ら9人を特定商取引法違反で逮捕しました。生活安全課によると、アフィリエイトは自身のウエブサイトなどに企業の商品やサービスの宣伝をリンクで貼り付け、閲覧者が商品を購入行動に結び付けば報酬が得られるビジネスです。
同社は、「月1万円でノウハウを教える」とうたい、SNSなどで集客していましたが、実際には契約時に高額なプランの契約を持ちかけられ約165万円から330万円で契約していました。
また、契約時の書面には「契約は解除できない」また、クーリングオフに関する項目を記載しないなどの虚偽の内容を顧客に伝えていました。
大阪府警には、昨年、夏から情報提供を受けていて捜査を開始し、同社は昨年1月から2024年2月までに約500人から計12億円を集めていたことが確認されています。
また、同社は契約金回収のために、顧客に複数の消費者金融で借り入れさせたり、高級腕時計をローンで購入させて換金したりしていた疑いも、顧客の証言から浮上しています。
こうした手口のマニュアルも押収しているとのことです。
記事を見るからに、かなりの悪質性のある悪徳業者だと思います。
こうした手口をする悪徳業者は得てして、ネットのみで営業し、顧客を勧誘しています。
広告の内容と、実際の契約時の内容がかけ離れている場合は、それは、もう悪徳業者の典型です。
ビジネスをするという考えはなく、如何に、お金を引っ張ること(客にお金を出させることのみ)しか考えていません。
たとえ、契約しても正確なノウハウのアドバイスやスキルを望むのは、ほぼ難しいと個人的には思います。
皆様、世の中には、悪徳業者は星の数ほど存在します。
一度、金銭を支払うと、ほとんどの場合は返還交渉は難しく、たとえ契約を破棄しても支払った金銭を回収することは出来ないことがほとんどです。
まずは、契約しないことが一番ですが、契約してしまった場合でも警察や消費者センターに相談し、必ず、金銭を支払う前に、してください。
何度も言いますが、一旦、金銭を支払うと回収するという行動は、時間・労力もかかりますし、精神的にも負担が増しますし、それでいて資金を回収できない事がほとんどです。
皆様、くれぐれも、おかしいと思う契約は結ばないようにお願い申し上げます。
警察ホットライン #9110
消費者センターホットライン 188 です。
2024年11月08日 11:16