20代の警察官が、詐欺を見抜けずに相談した男性が130万円を騙し取られる。
不審に思った男性が警察官に相談したものの、警察官も詐欺を見抜けずに、130万円を騙し取られた70代の男性が北海道に損害賠償を求めた裁判が10月8日に釧路市で始まりました。釧路市に住む、70代の男性は2025年2月に「このままでは、あなたの携帯電話がつかえなくなる」と言う電話がありました。
70代の男性は、料金未払いの覚えがなく、不審に思って電話を切らずに近くの交番に駆け込みました。
電話を代わったのは、20代の巡査長で「アズマ」と名乗る詐欺師との電話が終わると、70代の被害男性に、「相手は間違いなく債権者です。対応しないと大変なことになります。あなたの対応も失礼だったようなので、キチンと相手側に謝罪して対応してください」と言い
警察官は、特殊詐欺を見抜けないまま、この男性を交番から帰したというのです。
その後も、「アズマ」を名乗る男から「裁判中止費用」や「ウイルス除去費用」などと支払いを求められた70代の男性は、合計130万円を騙し取られました。
個人的な推測ですが、
20代と若い警察官で、交番勤務で犯罪者や詐欺師と実際に対応した経験がない・詐欺師側の丁寧な説明・口調などを鵜呑みにした・人生経験が年配の警察官より少ない為、察知能力が脆弱などが考察されます。
今回の事例は、高齢の男性が助けを求めたことに対して、真摯に聴く耳を持たなかった、適当に対応してしまった。
などが考えられますが、人間は「間違える生き物」という事を、教訓にして頂ければと思います。
人のすることには、「完璧」「絶対」はない、という事を頭の片隅にでも、覚えて頂ければと感じました。
        2025年10月24日 11:30