特殊詐欺グループに、約1万4800件の名簿データを販売した男を逮捕。
特殊詐欺グループに、約1万4800件の名簿データを販売し、詐欺の手助けをしたとして、名簿販売会社の社長の男が逮捕されました。電子計算機使用ほう助などの疑いで逮捕されたのは、東京都の名簿販売会社「ビジネスプライニング」の代表の男(75歳)です。
昨年11月、特殊詐欺に利用される恐れがあると知りながら、名簿データを販売した疑いです。
データは「健康志向の60代から80代」の名簿とされていて、広島県の60代の女性が還付金名目で約250万円を騙し取られるなど、少なくとも8人が計800万円の詐欺被害に遭ったという事です。
このように、昨今では個人情報を売買して利益を上げる業者やアンケートと称して、収集した情報などを詐欺に利用される可能性があるにも関わらず売買をしている個人などが非常に増えています。
(アンケートは、良く知らない企業、街頭などは控えましょう)
会社員が、自身が勤めている勤務先が収集した個人情報を、こづかい稼ぎの為に売買したり、倒産した企業が収集した個人情報なども売買される状況が散見されています。
これらを基に、氏名・生年月日・家族構成・未婚既婚・電話番号などを知り、特殊詐欺で今、一番に被害件数が多い警察官を名乗り、さも犯罪に加担しているように見せかけ、解決するためには金銭が必要などの言い、騙し取る詐欺が横行しています。
度々、当ブログでも紹介していますが、日本は法治国家であり、犯罪をお金で解決することはできません。
また、警察官がLINE・ビデオ通話で事情聴取などは絶対に行いません。
警察官が銀行口座を電話で聴くことも有りません。
今年の2025年上半期の特殊詐欺の被害額は、500億円を超えています。
昨年の2024年度の被害額、約717億円に迫っていて、下半期もこの推移で経過すると1000億円を超えることが予想されます。
皆様、本当にくれぐれも、ご用心してくださいますように心より申し上げます。
もし、警察官から電話があれば、一旦、電話を切り、どこの警察署なのか確認を取り、ご自身が調べた警察署の電話番号で確認をしましょう。
警察官を名乗る電話があれば、詐欺と認識した方が、現在は良い判断になります。
そして、#9110 警察相談ダイヤルに電話しましょう。
2025年08月22日 16:01