QRコードを使用した詐欺が急増しています。
詐欺師にとっても、便利なQRコード決済の詐欺が急増しています。昨今は、キャシュレス化の進展で利用数が増加していますが、それに伴って詐欺被害や詐欺被害金額も増えています。
チラシやネット通販などの注文を通じて偽のQRコードに誘導し、金銭や個人情報を盗み取る手口です。
日本ブルーポイントの調べによりますと、日本に向けてのニセのQRコードを添付したEメールは、ひと月に約25万件も送られているそうです。
日本が全世界の84%を占めています。
事例としまして、
郵便ポストに「家賃の支払いがオンライン化されました」というチラシが投函されていて、記載されているQRコードを読み取り、偽の振込先に家賃を振り込んでしまい、お金を騙し取られたという。
偽サイトや悪質サイトで商品を購入し、後日サイト側から「在庫がないので○○ペイで返金します」とQRコードが送信され、指示通りに指定のコードを入力すると、実際は金額が入力されていて金銭を騙し取られるという被害です。
つまり、最初に商品を購入した代金と返金のためのニセのQRコードで振り込んでしまった2重の被害に遭ってしまう形になります。
海外では、フードコーナーで偽のQRコードに張り替えられていて注文・決済するとカード情報が盗まれる。
電動キックボードの貸し出し・駐車料金の支払い・自販機の支払い、などのQRコードが、上から偽のQRコードに張り替えられている、など
これらの事例は、日本でも確認されているそうです。
なぜ、偽QRコードの手口が増加しているかと言うと、QRコードの作成が簡単に作ることが可能ということです。
国民生活センターの相談件数は、2023年度4月は21件だったのが、2024年度4月は444件と約20倍に増加しています。
返金などで、QRコードを指定してくる業者は詐欺の可能性が非常に高いので、慎重に対応し、必ず、銀行振り込みに変更する依頼をすることお勧めします。
2025年02月04日 11:37