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大阪市の風俗店経営者がホストクラブも経営し女性客を働かせ逮捕

ホストクラブの売掛金を支払えなくなった女性客を、大阪の松島新地(昔の遊郭の名残を汲む風俗店)で売春させたとして経営者の男ら5人が逮捕されました。
警察の調べによりますと、経営者の男は複数の女性を今年の4月から10月にかけて、大阪市の松島新地の料亭で自身が経営する「千姫」と「天姫」にあっせんし男性客に売春をさせた疑いもたれています。
経営者の男は、自身が経営する大阪市のミナミのホストクラブで売掛金(ツケのこと)が払えなくなった女性客を働かせていました。
女性客の友人がホストでお金が払えなくなり風俗店で働かされていると警察に相談したことから発覚しました。

もう一つ、ご紹介します。
兵庫県神戸市の飲食店「Berserk(ベルセル)」の経営者の男ら2人が風営法違反の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、2人は先月12日から13日まで男性従業員に女性客を接待させ、無許可でホストクラブを営業して疑いです。
客の女性から、「言葉巧みに高額なシャンパンを注文させられ売掛金を背負わさられている」と警察に相談があり、事件が発覚しました。
女性客(30歳)を脅して、売掛金260万円を回収しようとした恐喝の容疑でも逮捕したということです。
警察は、女性客に多額の売掛金を抱えさせ、風俗店にあっせんしていた可能性もあるとみて捜査しています。

地方都市の事例も紹介します。
山梨県警によりますと、10月16日にホストの男と交際相手の女を売春防止法違反の疑いで逮捕したと発表しました。
2人はホストの男が働いていた甲府市と長野県のホストクラブに通っていた20代の女性に売掛金の返済名目で売春させ、稼いだ金銭を搾取していました。
この女性にノルマをかせ、1日に5万円から10万円を課し達成できないと暴行もしていました。
また、スマホアプリのGPSで居場所も管理していました。

ホスト・ホストクラブの女性客に多額の売掛金をかし、風俗店で働かし、その収入を搾取する構図は20年以上前から存在し、この10数年でホストクラブの数が増大し結果として被害者も拡大している状況です。
2年ほど前に、国会で取り上げられマスメディアでも積極的に報道し始めたことで、警察庁が本腰を入れて摘発・検挙し始めたことで世間に広く知られるようになりました。
再三、このブログでも紹介していますが、ホスト・ホストクラブの現在の営業方法では、正当な職業と認めることはとてもできません。
全国に約900店ほど、あるの言われているホストクラブで、違法行為や女性客の人生を破壊するような行為・営業活動をしていない店舗は10%(1割)も満たないと個人的には思っています。
そもそも、現在の営業方法ですと経済論理の観点から、店舗運営が成り立つのはごく僅かです。
大阪府のみの統計ですが、2024年度、現在まで(10月23日まで)で警察が摘発したホストクラブは30件、ホスト・スカウト含め47人が逮捕したと発表しています。
この数字は、あくまでも表面的な数字であります。
トラブルや警察に相談していないケースを含めると、もっと増えるはずです。







 
2024年10月18日 11:23

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