個人情報(運転免許証など)を悪用した、新手の詐欺について
ニュースなどの報道でも紹介されていた、他人の運転免許証の個人情報を利用して不正にクレジットカードを作成し、ネットショプなどで商品購入し騙し取っていた夫婦が詐欺容疑捕されました。警察によりますと、9月3日に前方を走行していたトラックに対して「車に小石が当たった」と相手に言いがかりをつけ、提示させた運転免許証の画像をスマホで撮影し、そのデータを基に不正に他人名義のクレジットカードを作成し、スマートフォンなどを繰り返し購入したとしていたということです。
また、コーヒーチェーン店で「ぶつかった」などと因縁をつけ、提示させた身分証を基に不正に他人のクレジットカードを作成し、同様にスマートフォンを購入し騙し取っていました。
こうした個人情報を利用した特殊詐欺の被害が年々増加傾向にあり、今年上半期(2024年)の被害額は約230億円にも上っています。
今年の8月には約400枚の偽造運転免許証を悪用し、不正に銀行口座を開設し、口座に紐付けたクレジットカードで日用品やスマホなどを搾取を繰り返していたグループが逮捕されています。
グループは写真やデータのスキャンのみで本人確認が行えるネット銀行などの簡素化された手続気につけ込み、不正にクレジットカードを入手していました。
当ホームページでも、注意を呼び掛けていますが、現在は個人情報が「お金になる」と言うことが、よくわかる事例だと思います。
むやみに、運転免許証・マイナンバーカードなどの個人情報が記載されている本人確認証を他人に安易に提示しないこと、本人確認を求められる場合は「何に利用するのか」「どうして個人情報が必要なのか」またコピーを求められる場合も必要以上に枚数を取らせないなどの確認作業を慎重にしてください。
近年は、SNS・インスタグラムなどで個人情報を載せている利用者も沢山いらしゃいますが、他人に悪用される可能性があることを常に考えて適切に行動してくださいますように、お願い申し上げます。
2024年10月04日 10:34