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言いがかり詐欺(警察官を利用した)の高額被害が多発しています。事例を3つ紹介します。

大阪府警は、9月6日に府内在住の男女2人が警察官をかたった詐欺被害に遭い、計1億3200万円を騙し取られたと発表しました。
府警特殊詐欺捜査課のよりますと、40代の男性会社員は8月14~29日、岡山県警を名乗る男性から電話を受け「SNS型投資詐欺事件の捜査資料にあなたの電話や口座がある」と伝えられた。
優先的に調査するために現金が必要だと言われ、相手が指定する口座に7回にわたり計4313万円を振り込んだという。

事例2
60代の無職女性は6月27日~7月29日、警察官を名乗る男性から電話で「詐欺グループを捕まえたが、あなたの個人情報を使って詐欺をしていた。事実を証明するために口座を調べる必要がある」などと言われた。
SNSでもやりとりし、相手に警察手帳の画像など見せられたことで信じ込み、17回にわたって計8916万円を振り込んだ。

事例3
9月9日、奈良県橿原市の女性会社員(44歳)が警察官を名乗る男性らに計268万円を騙し取られと発表しました。
兵庫県警によりますと、6日に仕事で兵庫県を訪れていた女性の携帯電話に、警察官を名乗る男性から「あなた名義のキャッシュカードが特殊詐欺の犯人のアジトから見つかった」「あなたの全財産の識別番号を調べる」などと嘘の電話があった。
女性は信じ込み、ネットバンキングを通じて、指定された口座に計268万円を振り込んでしまった。
同日に、上司に相談したことで被害が発覚したと言う。

検証してみましょう。
3被害者とも、警察官をかたる電話が本人にあった。(詐欺グループは不特定多数に無作為に電話して、繋がった相手を騙しているに過ぎません)
3被害者とも、あたかも電話にでた被害者を犯罪に加担しているように見せかけています。(そもそも、警察官が個人情報を確認せずに捜査情報を電話などで話しません、ほとんどの場合は、本人に直接、会いに訪ねてきます)
3被害者とも、電話の話・送信された画面(警察手帳の画像)のみのやり取りを信用してしまっています。
法治国家の日本で、犯罪をお金では解決はできません。
警察官が、お金の要求・振り込みを促す、口座の指定などは、絶対にありません。
警察官・裁判官・公務員などの権力をもつ人を信用や恐れを持ちがちになりますが、法にしてがって行動・手続きを求められる人物ですので、素早く、急いで、時間がありませんので、などの言葉が出た場合は、詐欺を疑いましょう。
このような電話は、全て詐欺です。
絶対に、お金を振り込んではいけません。
犯罪や法違反を金銭で解決することは出来ません。(すなわち、詐欺です)
あなたは特別です、あなただけに「こっそりの対処します」これらの言葉も、デタラメ・ウソ、で、なんの効果や特別など存在しません。
無視してください。
警察官と名乗る人物から電話・メール等がありましたら、まず、最初に「ご自身の名前をフルネームで確認を求めて下さい」
これだけでも、十分に詐欺と気づけるキッカケになります。
どうしても心配な方は。
警察専用ダイヤル #9110 に電話で相談しましょう。



 
2024年09月10日 11:31

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