特殊詐欺の被害者は年齢の若年化が進行しています。
2つ事例を、ご紹介します。ケース1
高知県警は、高知市内に住む20代の女性が300万円を騙し取られたと発表しました。
警察によりますと、6月26日、20代の女性の携帯に「KDDIの職員」と名乗る男から電話があり、ある事件の犯人の緊急連絡先に登録されていた。不正契約と判明してたが、心当たりはないかとありました。
その後、「群馬県警の警察官」を名乗る男に代わり、「未解決事件に関わった容疑者として浮上していて、逮捕状が出ている」などと言われ、警察手帳などの写真が送られてきました。
後日、再び、警察庁や群馬県警を名乗る男から電話があり、「事件の容疑者から除外される方法」として金銭を求められ、女性は指定された口座に300万円を送金し、騙し取られたということです。
ケース2
長崎県に住む、20代の女性がインスタグラムの副業な関する広告がキッカケで約200万円を騙し取られました。
警察の調べによりますと、2024年3月にインスタグラムの副業に関する広告を見て興味をもちタップしたところ、「ご参加様はこちらに」というLINEアカウント名の人物とつながりました。
女性は、その人物から電話やLINEで副業を行う際のサポートプランを勧められました。
「色々なサポートプランがありますが、手厚いサポートを行う200万円のプランをお勧めします」
「優秀なアドバイザーがサポートさせて頂きますので安心して仕事を進めていきましょう」
「問題なく収益が上げられます」
などと言われ、信じた女性は、サポート代として合計4回にわたり指定された口座に約196万8千円を振り込み、騙し足られました。
女性は、商品画像などをメルカリに出品する副業を数回しましたが利益はなく、サポート代の返金を求めても連絡ないことから不審に思い、警察に相談して被害が発覚したということです。
警察は、ネットで儲かる副業を募集する詐欺の手口が横行しており、「簡単にもうかる副業」等の広告には安易に申し込まないように注意を呼び掛けています。
副業を舞台にした詐欺の手口で、2か月前に大きな組織グループが摘発されています。
被害者のほとんどが女性でした。
最近の特殊詐欺は、実に手が込んでいまして、警察官、銀行員、国税局職員など、肩書を多岐にわたり利用して、騙す相手に心理的に恐怖心を与える言葉を羅列し金銭を騙し取ろうとします。
そして、突然に電話やメールが送信されてきますが、不特定多数に無作為に連絡して、アクションがあった相手をカモにしている現状です。
安易に信用せずに、疑いの目を持ちましょう。
騙される人は、ほとんどが真面目な方ですので、身に覚えのない話には無視・無視しましょう。
ほとんどの事が、一刻を争うことなど、人生においてほとんどありません。
落ち着いて、無視無視してください。
どうしても心配な方は、警察専用ダイヤル #9110に電話してください。
必ず、金銭を振り込む前に、#9110に電話して相談してください。
2024年08月09日 13:16