詐欺メールの一例を紹介します。若者が被害者です。
岐阜県高山市の20代の保育士の女性が、合計 112万円分のプリベイトカードを騙し取られました。警察によりますと、3月2日にスマートフォンでアニメ関連のサイトを見ていて、出てきた広告をクリックしてしまったところ、「登録されました」と表示されました。
女性が解約の為にメールを送信したところ、返信メールが届き、指定された連絡先に電話をかけると”山本”と名乗る若い声の男に
「登録分の代金を支払ってもらう」と言われ、指示に従い、合計 112万円のプリペイドカード型の電子マネーを購入し、2回に渡って郵送し
騙し取られたということです。
男はその後も、金銭を要求し「ローンを組め」など言われたため、女性が家族に相談し、16日に家族とともに警察を訪れて発覚しました。
もし、女性が家族に相談しなければ、被害金額は、とんでもない金額になっていたはずです。
それでも、112万円という、金額を失っています。(3月2日から16日までの、僅か2週間です)
題材や過程は変化していますので、この事例の教訓は、メールを送信したこと、電話をかけてしまったこと、に尽きます。
怖がらす、焦らず、無視することです。もう一度言います、無視することです。
金銭を要求された場合は、指示に従うのではなく、ためらいなく警察に連絡、相談することです。
もう一つ、ご紹介します。
ある男性のスマートフォンに、「警視庁です。あなたのお子さんが(男性か女性か知らないので)窃盗容疑で逮捕され、被害者に 240万円の賠償金を払う必要がある」
などと書かれた、振込先の口座番号が送信されてきました。
たまたま、この男性には、実際に2歳の女の子を育てていましたので、すぐに詐欺だと気づいたそうです。
このように、様々な題材を使って、デタラメな作り話を無作為にメールなどに乗せて、不特定多数に送信し、返信や電話のあった人を騙す仕組みです。
皆様、無視です。
ご自身のスマートフォンやパソコンに、身に覚えのないメール・不審なメール・日本語が怪しいメール・金銭を要求するメール などは、
確実に詐欺メールです。
無視です、無視です。
初めにすることは、金銭を要求通りに支払うことでは有りません。
警察に連絡することです。
2024年03月19日 17:29