マイナンバーカード情報を使用した最新の特殊詐欺の手口
北海道県警は、札幌市の70代の女性が 約1400万円を騙し取られる被害に遭ったとして3月8日に公表しました。新たな特殊詐欺の手口として注意を呼び掛けています。
女性のマイナンバーカードの情報を基に、女性名義のインターネットバンクの口座を無断で作り、振り込ませたとしています。
手口の内容としまして、
女性の自宅に1月中旬に「総合通信局」の職員や警察官を名乗る人物から「銀行口座の情報が流出している」と電話があった。
女性はスマートフォンの機種変更を指示され、スマホのビデオ通信機能で自分の顔やマイナンバーカードの情報を伝えました。
その後、相手は「あなたの口座が凍結される」などとして預金の移し替えを指示し、振込先に女性名義のネットバンク口座を提示
女性は、口座が開設されたことを知らなかったが、不審に思わずに2月28日に、二つの金融機関の窓口から現金を振り込んだということです。
窓口の職員も詐欺だと気づかなかったとのことです。
振込先が本人名義の口座のため、「不審に思わなかった」 としています。
マイナンバーカードの個人番号や情報を、電話やメール等で聞き出すことは、肩書が何であろうと絶対にございません。
役所や行政機関などが、マイナンバーカードの個人情報を教えてほしいと言う場合は、出向いて下さいと 必ず、お願いします。
また、郵送等で事前に必ず、お知らせがございます。
マイナンバーカードの個人番号などが流出しますと、免許証の作成や行政サービスなどに悪用されてしまいます。
非常に危険です。もう一度、言います。危険です。
万が一、個人番号等が流出した場合は、役所等に出向いて個人番号の変更を、お勧めします。
このように、特殊詐欺の手口は増々、多様化しています。
高齢者に限らす、年齢問わず、騙されて金銭を失う人は年々増えていますし、一定数は存在します。
一度、振り込んだ金銭は、何度も言いますが、ほとんど場合、取り返すことは難しいです。
また、電話・メールのみで、金銭で解決できる要件など一切ございません。
慌てず、落ち着いて、深呼吸し、水分を取り、まずは焦らずに 金銭・電子マネーの振り込みの要求があった場合は、最初にすることは警察に電話することです。
金銭の要求があれば、詐欺 詐欺と頭にインプットしてください。
皆様、本当に、ご注意を。
2024年03月12日 12:50