マッチングアプリで出会った相手に、「貞操権の侵害」を認め、男性に55万円の支払いを命じた
婚活マッチングアプリで、出会った男性は既婚者だった、その事実を、交際解消後に知った女性は、性的関係をもつ相手を自ら決定できる「貞操権」を侵害されたとして、この男性を訴えた裁判で大阪地裁は、男性の独身偽装による貞操権の侵害を認め、55万円の支払いを命じました。
貞操権とは
誰と性的関係をもつかを、自分の意思で決められる権利です(男女ともに、認められている権利)
判決では
交際相手を探す人にとって相手の婚姻の有無は「性的関係を伴う交際をするか、どうかを判断する重要な情報」と言及。
2人が交際関係にあったことを認め、男性の独身偽装は、「女性にそうした判断の機会を失わせる行為」とし、貞操権の侵害を認めた。
一方で、男性側が女性の一連のトラブルをSNSの有名配信者を通じて公表したことについて、社会的評価を低下し、名誉を傷つけられたとして、名誉棄損で訴えた件も同時に審理され、男性側の主張を認めて、女性に34万円の賠償を命じた。
マッチングアプリは、累計会員数が2000万人を超えるものあり、出会いの手段として定着しています。
2024年度の、子ども家庭庁の調査によると、直近5年間に結婚した40歳未満の2000人のうち、マッチングアプリでの出会いが最多の25.1%占め、職場や仕事関係の20.5%を上回った。
しかし、2024年度の民間調査によると、マッチングアプリを利用したことのある男女1064人の70%以上が「トラブルがあった」と回答。
マルチ商法・投資詐欺・独身偽装・宗教の勧誘など、があったとも答えた。
以前にも、当ブログではマッチングアプリに関する様々な事件などを紹介していますが、
マッチングアプリを利用して、幸せを築いて方も沢山いる一方で、様々なトラブルの被害者になっている方も生まれています。
マッチングアプリは、犯罪者も利用するツールであるという事を認識し、登録する人には純粋に出会いを求めて登録している方のみでは無い、現実を理解し、様々な思惑が交差していることも踏まえ、運営業者の評価などを調べ、慎重に選択し、独身であることの公的な証明書などの有無、実際に会う場合は
最初は明るい時間・短時間・お酒は呑まない・場所選びなど、時間を掛け、慎重に行動しましょう。
相手を観察し、「アレ」と思うことには積極的に確認を求め、お金にまつわる話が出てきた場合、即座に「撤退」しましょう。
とにかく、慎重に、時間をかけて、進めていきましょう。
大事なことは、ご自身の心の声を無視しては行けません。
その声が、あなたを正しい方向に導てくれると、個人的には信じています。
2025年12月23日 12:06